長期連載1「Move〜始まりはいつも雨〜」

長期連載1「Move〜始まりはいつも雨〜」

Rain

僕は、夏の暑い空の下を歩いていた

今年の夏は酷暑

それは、単身赴任で転勤したばかりの僕の生活を直撃した

あまりにも暑すぎる毎日に、時間とともに体力が削られる

転勤してきたモノの、友人と言える同僚もいない状態で、家で1人、14年ぶりに、1人きりの生活を何とか毎日頑張っていた

 

「雨か・・・」

 

この時期の雨は、暑さを運んでくるため、秋のような涼しい雨とは違う

ムシムシと高い湿度が不快指数を上げていく

1人、不快な生活を我慢して、耐えて、何とか仕事に向かっていた

 

「虹だ・・・」

 

この時見た虹が、まさか、物語の始まりだとは、僕は全く気付かずに仕事に向かう

朝の虹は少しだけ空気の澄んだ、蒸し暑さのない状況で、清涼感を与えてくれる

道路は濡れていたが、空は晴れていた

 

何も起きないはずの2018年

 

僕は、ジワリと滲む汗とともに、今日も仕事に励んでいた

長期連載シリーズ「Move」第1回〜始まりはいつも雨〜

ガラッと生活環境が変わって5ヶ月

8月の僕はやや体調を崩し気味でいた

ブログ更新をする気力も湧かず、家に帰れば、ただテレビを観て寝るだけの生活が続く

「もう、ブロガー生活も潮時かな」

本気でそう思い始めていた

今年で43才を迎える僕は、仕事も毎年忙しさがヒートアップし、責任も少しずつ増えてきていた

趣味でブログを続ける限界に達していたのかも知れない

 

でも、おかしい

 

数ヶ月前までは、ガンガン記事を更新していたはず

それが、急にこんな状態になるのはおかしい、そう感じた

 

僕は、3階の窓から、ベランダ越しに緑に溢れた山を見る

晴れて天気は良いが、暑い

なんとも言えないもどかしさを感じながら、僕はまた部屋に戻った

 

不安なのか、不満なのか、自分の現状がよくわからないまま、また僕は炭酸水を飲んで、テレビを観る

こたつテーブルに置いた15インチ MacBook Pro 2018は、フタを開かれることはない

モヤモヤした感じが僕を毎日包んでいた

 

出口の見えない状況の中、毎日の忙しさに忙殺され、帰ってきても寝るだけの生活

 

「こんなんで良いのか?」

 

自問自答の日々が続く

単身赴任先の夜は暗い。20時を過ぎると、ほとんどの店が閉店し、街は真っ暗になる

寂しい感じもするが、酒が飲めない僕には好都合

空を見ると、星がきれいに見える、はずだった

 

「アレ?星は?」

 

星が見えなかったので、手すりから身を乗り出して空を見上げる

 

「あ、雨か・・・」

 

ポツリ、ポツリと水滴が落ちてくる弱い雨

まるで今の僕の心を示しているかのような、弱い雨

 

「窓閉めて寝ると、暑いんだよなぁ・・・」

 

雨の中、僕は仕方なく窓を閉めて眠りにつくことにした

疲れからか、僕はすぐに眠りに落ちる

外は段々と雨が強くなり、「サー」という音が部屋を包む

 

始まりはいつも雨

 

とある42才の2018年一番の物語の扉が、静かに開いた

 

僕は、そんなことなど知らずに、夢の中にいた

物語は、気付けばそばにいる

誰も気付くはずのない壮大なストーリーが、今、始まる

 

【次回予告】

夏を乗り切った部長に待っているモノとは

疲れは大丈夫か?ブログへの気力は大丈夫なのか?

気になる第2回は、明日更新予定

良い子にして待ってな!

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