長期連載2「脊髄〜iPhone XS Maxのレビューの裏側〜」

長期連載2「脊髄〜iPhone XS Maxのレビューの裏側〜」

pakutaso

前回までのあらすじ

2018年9月に降ったまさかの雨

果たして、部長の前に開かれた「扉の向こう側」には何があるのか?

そもそも、なぜ、今、雨が降るのか、謎が謎を呼ぶ

第2回「iPhone XS Maxのレビューの裏側」

僕は、iPhone XS Maxのレビューを書いた

書いたのだが、ハッキリ言って、自分の中では「消化不良」だった

 

雲の広がる空を見ながら、僕はiPhoneに目を移し、もう一度、自分のレビューを読み直す

 

今まで、こんなレビューは書いたことが無い

僕は「本当に勧められるモノだけをレビュー」するのが自分の信念だと信じていた

しかし、多方面から「部長さんが使ってみて「ここがダメだと思う」的なレビューも、ぜひ見てみたい。参考になると思うし、みんな見たいと思いますよ」的なことを最近、ずっと言われていた

確かに、gori.meを例にとれば分かりやすいが、g.O.R.iさんは「こういう点は自分に合わなかった」的なレビューを書いている

それは、その製品を決して批判するわけではなく、自分の使い方を丁寧に説明しながら、「この使い方だと、こういう点で、この商品は自分に向いていない」という、「使い方から来る、商品の使い勝手の本音」を読み取ることができる、非常に有用なレビューだと僕は感じていた所だった

確かに、「この商品を勧めない」というレビューというのは、その商品自体を「ダメだ」と批判しがちなモノ。僕は、その「ダメだ」という記事が読者に与える影響を危惧していた

僕たちブロガーは「あくまで1個人」であって、読者がある程度いるようなブログであれば、「自分はこう」だというレビューは出せるが、だからと言って「この商品はダメだ」という強いメッセージは出すべきでは無い、と考えている(あくまで僕個人の考えだが)

それは、そのブロガーが感じたことであって、それを強いメッセージ、文体、タイトルで読者に伝えるのは「影響」を考えると、危険だし、やり過ぎなのではないか、と感じているところだ。人の感じ方は千差万別。こういう時代だからこそ、「良くない」というレビューはg.O.R.iさんのように「細心の注意を払って言葉を選ぶ」べきだと感じている

 

僕の元には、毎日山のように常連さんからのメッセージが届くが、最近は、「メッセージ性が強すぎて、不快」という趣旨の「批判要素が強すぎるタイトルが多いブログ」の報告が非常に増えた

 

やはりそうだ

その商品が合わない、と個人的に思うのは良い

しかし、それを「ブログ」という、オープンな場所で「批判」するのは、Twitterで「ディスってる」のと同じだ

いわゆる「炎上作戦」なのかも知れないが、僕はそういう記事の書き方を一切してないし、するつもりも無い

前から言っているとおり、「良くないと思った製品は、そもそもレビューしない」というのが僕のポリシーだったので、iPhone XS Maxについても、正直、レビューはやめようかと思っていた

しかし、長期連載を書いて購入を伝え、多くの常連さんから「レビュー楽しみにしてます」とお便りをいただいている現状で、レビューを「出さない」という選択はできなかったので、悩んで3日レビューから7日レビューに変更し、それでも、疑問点が多かったので、仕方なく、正直に、そのまま書いた

 

そのまま書く、ということは、僕にとって、「iPhone XS Maxは勧められない」ということを世に出すことになる

 

コレが、本当に読者のためになるのか?

悩みに悩んだが、僕は、常連さんからの後押しもあり、iPhone XS Maxのレビューを公開するに至った

まさかの反響

iPhone XS Maxのレビュー公開後、まさかの反響が来た

それは「参考になる」というモノ

信じられなかった

僕の今回のiPhone XS Maxのレビューの最大のポイントは、「一番の機能向上である「カメラ」について、7日間、カメラアプリを起動する暇がなかった」という事実だった

コレを書いてて「大丈夫か、コレ」と本当に思った

YouTubeでもブログでも、大手メディアでも、こぞって「カメラ機能の比較」が、どこでも行われている

その中で「カメラアプリを起動していません」という「は?」となってしまうレビュー

こんなものが存在して良いのか?と思い、さすがにコレは読者のためにならねえなぁ、と思い、それで、リリースを悩んでいたのだが、いざ公開してみると、「確かにカメラアプリ、使う暇無いです。他のレビューに煽られて、買うところでした」という感想が山のように来た

ビックリした

カメラは向上している(らしい)

でも、僕たちには、「仕事」がある。「家庭」がある。そんなに暇じゃないのだ

毎日写真を撮って、例えば、写真を毎日Instagramにあげることができるのは、時間的に余裕がある学生さんか、僕の人生を振り返ってみると「20代後半までの独身時代」だと思っている

20代後半からは仕事も忙しくなり、家庭もできて、自分の趣味に使う時間はドンドン削られていく一方

その中で、僕は「ブログ」という趣味に出会ったが、ご存知の通り、早朝4時から6時までの「仕事に行く前」に「わざわざ早起き」して「睡眠時間を削って」記事を書いているのだ。コレが現実。帰ってきてからゆっくり記事を書く暇など無いのだ。仕事をしていればわかると思うが、帰ってくればグッタリ・・・。テレビを観て、ご飯を食べて、気付くと眠くなっている、そんな毎日なのだ

コレをそのまま書いたらなぜか好評だった

ウチの読者の多くは、「普通の企業勤め」で「家庭持ち」が多い

当然全員はわからないが、メッセージをくれる常連さんはみんな仕事持ちの家庭持ちだ

「おはようは、まとめて週末に読みます」って人も少なくない

僕のようにブログをやってなくても、「ブログを見る暇すら無い」という人も結構いるのだ。僕は日頃のやり取りの中で、それを知っている

だから僕は、今回、批判覚悟でカメラの機能に一切触れない、という「ありえない」レビューを書いた

しかも、他の機能を褒めるかというと、「全く褒めない」「自分が買った機種を勧めない」という、「おいおい、大丈夫か」という方向性のレビュー

こうやって、裏側を書くと「そういう所で悩んでいたのか」ってのが良くわかると思う

「焦り」は無かったが、「このレビューを出すべきなのか」は非常に悩んだ

よって、この反響には驚きしかなかった、と言うことになる

 

g.O.R.iさんの言葉がフッと浮かぶ

 

「100人のうち、たった一人にしか届かないかも知れない、そんなレビューも大事なんです」

 

gori.meに行けば、「実際の使用感を踏まえた検証」レビューが読めることは最初からわかっていた

だったら、「同じレビューを書くのでは無く、素人ブロガーだから書けること」を書いてみよう

ブログは仕様説明書ではないので、スペックを書くのでは無く、「実際に使ってどうだったか」を書こう

良くなかった部分についても、「ただ批判するのではなく、丁寧に説明して、「他の人には合うかもしれないが、こういう理由で、僕には合わなかった」という書き方をしよう」ということで、僕はあのレビューを書いた

記事執筆に使った時間は30分程度だが、かなり気を遣った

そんな「今までの部長ナビとは、ちょっと違ったレビュー」が、なぜか、みんなに受け入れてもらった

 

そして、口々に常連さんは言う

 

「アレだけ、iPhone XSを勧めるのなら、iPhone XSの使用感を「部長さんの言葉」で読みたいです。iPhone XSのレビュー、待ってます」

 

コレ、もの凄くたくさんの人に言われた

僕のレビューは、iPhone XS Maxを褒めるモノではなかったが、どうやら、多くの読者の人に「イヤな感じ」じゃなく伝わったようだ

 

そうか。そうなのか

 

僕は窓の外を見ながら、自分のレビューについて考えた

「こういう書き方もあるのか」と

そして、常連さんは、僕のiPhone XSのレビューを待っている

たけPに聞いた

たけPに僕は聞いた

俺氏「あのさ、iPhone XSのレビュー要望が非常に多くて、iPhone XSを追加で買うってのはどうかな?」

たけP「とりあえず2週間使ってみなよ。結論はその後でも良いんじゃない?」

俺氏「なるほど・・・」

たけPは、いつも冷静に僕の状況を分析する

その中で、たけPは、「2週間使う」事を僕に提案した

なるほど、2週間か

たけPにさらに聞く

 

俺氏「たけPは、iPhone SEから、iPhone Xに変えて、「iPhone SEに戻すかな」って言ってたのに、今回、iPhone XS Maxに変えて大丈夫なの?」

たけP「大丈夫だよ」

俺氏「なんで?」

たけP「だって、俺はiPhone XS Maxを「手帳」だと思っているから」

俺氏「え?」

たけP「記事にも書いたよ。見てみて」

確かに、たけPは、自分のブログのこの記事で、iPhone XS Maxを「手帳として使う」ということを書いている

なるほど。だから、レザーフォリオなのか

 

俺氏「でも、俺は、記事でも書いたけど、リング使って、結局片手でフリックしようとしてるから、使い方って変えられねえのかな、って悩んでるんだよな」

たけP「ま、最初はそうだよ。とりあえず2週間使いなよ」

 

僕は、悩んで悩んで、夜しか眠れない状態だった

 

どうすれば良いのか

記事であれ程「ドコモ購入は返品できないので、使うしか無い」的なことを書いて、iPhone XSを追加購入はありえない。そもそも、iPhone XS Maxはどうするんだ?的な考えが浮かぶ

 

iPhone XS Maxのレビュー公開の裏側で、嬉しい感想をもらいながらも、僕の悩みは尽きることなく僕を襲う

 

外は、気付けば朝日に包まれ、だいぶ明るくなっていた

 

ただ、僕の心は「明けない夜はない」なんて気持ちには、まるでなれなかった

2年間、このまま納得のいかないiPhone XS Maxを使うのか、そう思いながら、僕の朝が、また来るのであった・・・

 

【次回予告】

悩む部長に、まさかの展開が

久しぶりに登場する「アイツ」に、全読者が興奮間違い無しの次回は明日更新予定

良い子にして、待ってな

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